金毘羅宮鳥居の御奉納
2021年4月13日総本山 本福寺の境内には、お四国より札所の砂を持ち帰り、築かれた八十八ヶ所がございます。八十八ヶ所を巡礼する事を「お遍路」と言います。
四国八十八ヶ所の巡礼途中には各地に金毘羅さんをお祀りする神殿が数多くあり、金毘羅宮が点在しています。
金毘羅さんは、海の神様であり、漁業の繁栄、稲作五穀豊穣の氏神様としても信仰を集めました。お寺でも、お祀りされている事もあります。お寺では、権現様としての姿、金毘羅大権現と称されお祀るされています。
本福寺にも、中山一之瀧のお瀧場や八十八ヶ所にも数多くの金毘羅様の石像がご安置されています。
その理由として、本福寺を開創・創建された開祖である初代菅長猊下である「木原覚恵(かくえ)上人」は、大変に縁深く関わっている為、二代目「木原覚法上人」によって、手掛けられました。
しかし、鳥居が古い老朽化によって2本の足は腐り、倒れる寸前でした。
この度、その鳥居が、令和2年(2020)12月13日(日)に熊本教区 真照院様一同より金毘羅宮の木造鳥居が御奉納されました。
僧侶一同が協力して、1kmある石段を鳥居の骨組みを担いで、人力によって設置されました。
ぜひ、本福寺に参拝の際は、八十八ヶ所に点在の金毘羅宮にお参りください。